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ファイロファックス
   ZaurusやPDAの普及、ペーパーレス時代の現在に、普通の手綴じ手帳やシステム手帳が、また人気や注目を浴びてきている。
中でもファイロファックスのシステム手帳が人気です。
デキる男、デキる女のステイタスシンボルともいえるシステム手帳「ファイロファックス」の魅力に迫ります。

 

 

 

ファイロファックスは、上質のレザーによるハンドメイドのバインダーとして、Norman & Hill社によって世に送り出された。のちに、バイブルサイズ、リフィルサイズ、6穴リングはシステム手帳のデファクトスタンダードとなり、現在世界40カ国以上、6千万人に愛用されていると言う。

有名所では、スピルバーグや、ウッディ・アレン、ダイアン・キートン、ポール・スミスなどが愛用者。
ウッディ・アレンに至っては、そのバインダーコレクションは40冊にも及ぶらしい。

日本の劇場では未公開だが、アメリカではファイロファックスが重要な小道具として登場するコメディ映画『Taking Care of Business(邦題:ファイロファックス/ジェームズ・ベルーシ,チャールズ・グローディン出演)』が制作・公開されている。

日本のドラマ『危険な関係(豊川悦司,藤原紀香主演/フジテレビ系列/1999年10〜12月)』でも、キャベンディッシュ(Cavendish)とナイツブリッジ(Knightsbridge)が使用されていたのだとか(何れのシリーズも既に廃盤)。

それもこれも、ファイロファックスがシステム手帳として高い評価を得ているからだろう。

 
 fILOFAXの名称は、「File of Facts (真実のファイル)」に由来する。
ところで、ファイロファックスのロゴは頭文字だけ小文字である(fILOFAX)。社名をファイロファックスに変更する際に、タイプミスで偶然小文字になってしまったものの、却って印象的だという理由でそのまま採用されたらしい。確かに人目を惹き、印象に残るロゴである。
 
 

 

ファイロファックスの歴史

  • 1921年 Norman & Hill社創業(ロンドン)
  • 1926年 fILOFAX商標登録
  • 1920年代後半     ファイロファックス,軍人や聖職者に人気
  • 1930年代 ファイロファックス,ジャーナリストや医者また法律家に人気
  • 第二次世界大戦のロンドン大空襲によって社屋全壊当時の臨時秘書スカールのファイロファックスに収められていた顧客名簿および手帳の材料のサプライヤーのリストからビジネスを再開
  • 1976年 英国陸軍エベレスト登山隊がデータブックとしてファイロファックスを採用
  • 1980年 ファイロファックス,一般の人々にも人気
  • 1984年 ファイロファックス,日本上陸
  • 1990年 社名FILOFAX GROUP PLC.
  • 1990年 全米でコメディ映画『Taking Care of Business(ファイロファックス)』公開
  • 1995年 英国女王輸出奨励賞を受賞
  • 2000年 システム手帳以外のビジネスツールを展開
  • 2001年 創業80周年
  • 2001年 Letts社(ロンドン)に買収 社名Letts Filofax Group Ltd.
 

 

ファイロファックスのバリエーション

ファイロファックスのシステム手帳のサイズは、ポケットやハンドバッグに入るミニ(mini;67×105mm),ミニより若干大きいポケット(pocket;81×120mm),ジャケットの内ポケットに入るスリムライン(slimline;95×171mm),いわゆるバイブルサイズのパーソナル(personal;135×192mm),A5サイズ (A5;148×210mm),A4サイズ(A4;210×210mm),の6種類。ビジネスシーンで使うなら、A5サイズかパーソナル(バイブルサイズ)が使いやすいだろう。システム手帳の豊富なバリエーションのうち、一部のシリーズを紹介しよう。

■バークレー/Berkeley

バークレーは、ファイロファックスのプレミアムクラスの中でも最高峰の一品で、高級感の中に機能性を兼ね備えたシリーズ。革の質感が活きるシンプルなデザインで、使い手によって個性が発揮される実用派。男女問わずに使える。素材は、プレミアムカーフ(Luxurious smooth leather)。通称ボックスカーフと呼ばれる、生後6ヶ月以内の仔牛の革を使用。ほどよい固さで傷がつきにくい。サイズは、ポケット,パーソナル,スリムライン。

■ブルームスバリー/Bloomsbury

ブルームスバリーは、ビビッドなカラーとスリムなフォルムが特徴のシリーズ。従来モデルに比べてリング径が小さい。文字を書き込む際にリングが邪魔にならないといった快適な使い心地と、バッグにすっきりと収まる優れた携帯性が魅力。素材は、スムースソフトレザー(Soft, smooth leather)。なめらかなさわり心地で傷がつきにくい。サイズは、ミニ,ポケット。

■ブライドル/Bridle

ブライドルは、ヨーク(York)やサンドハースト(Sandhurst)の後継モデル。 bridleとは馬勒(ばろく)のことで、その名の通り、馬勒をイメージしたデザイン。素材は、タンニン染め革の型押しセミアリニン仕上げ(Italian vegetable tanned leather with textured surface and semi analine finish)。厚手の一枚革の堅牢な作りと植物タンニン染めの独特の色合いが好評。往年のfILOFAXファンにおすすめ。サイズはA5のみ

■クロス/Cross

クロスは、発売以来、ファイロファックスの中でも高い人気を誇るシリーズ。名前の由来は、クロスに走るステッチ。飽きのこないデザインで、男女問わずに使える。素材は、イタリアンレザー(Smooth Italian leather)。サイズは、ミニ,ポケット,スモール,スリムライン,A5。

■ベルグレイヴィア/Belgravia

ベルグレイヴィアは、ポートランド(Portland)やキャベンディッシュ(Cavendish)の流れを汲むシリーズ。素材は、ドラム染めソフトフルグレインレザー(Soft, drummed full grain leather)。サイズは、ミニ,ポケット,パーソナル,A5。ベルグレイヴィア・シリーズにはPDAホルダーも用意されている。

■シティ/City

シティは、トラディショナルなデザインと素材を現代的にアレンジしたシンプルでユニークなシリーズ。ファイロファックスの中でもリーズナブルな価格帯。入門用におすすめ。素材は、コンポジションレザー(Sleek black bonded leather)。これは、皮革製品の製造過程で出た革屑をリサイクルしたもので、“エコロジカル”と言える。サイズは、ミニ,ポケット,パーソナル,A5, A4。

■デニム/Denim

デニムは、ファイロファックス初のデニム素材(Authentic Denim)のシリーズ。 fILOFAXのロゴ入りボタンやデニムの色に映える印象的なステッチなど、ディティールに凝ったデザインはファッションアイテムとしても最適。ビジネスシーンではなく、プライベートシーンで使いたい一品。サイズは、ミニ,ポケット,パーソナル。

■ケンモア/Kenmore

ケンモアは、何と、ファイロファックス初の綴じ型手帳!これは、本家サイトのカタログに掲載されていないことから、販売代理店である日本シイベルへグナー株式会社がライセンスを得て日本で販売しているものかもしれない。ジャケットの内ポケットや小さな鞄のポケットにも納まるデザイン。カバー表側の素材は、スコッチレザー(Scotch grain leather)。

■限定モデルfILE OF FACTS

fILE OF FACTSは、1996年の75周年LimitedEdition,2000年の[2021]に続くプレミアムライン限定モデル。リリース予定は2005年9月下旬。信頼の証として知られる“f”(fILOFAXの頭文字)を表紙のデザインに用い、内側には“真実”の意味を持つ石。ガーネットがあしらわれる。素材はヌバック、イタリアンレザー。

なお、ファイロファックスは、2000年以降、システム手帳以外のビジネスツール(財布、ブリーフケース、カンファレンスフォルダーなど)も展開している。

 

 
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